釈迦三尊像
釈迦三尊像
員数 | 1幅 |
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分類 | 絵画(掛幅) |
本紙法量 | 縦168.5×横86.8センチ |
品質形状 | 絹本着色 |
伝来 | 東照宮旧蔵 明治元年(1868)より伝来 |
制作年代 | 江戸時代 |
銘文落款 | 紙背銘。「釈迦三尊画像。東照宮御什宝。下賜長福寺什宝。昭和四年(1929)四月再修復。第五十二世髙橋純琇代」。 |
調査者 | 藤元裕二・藤元晶子 |
画面中央に釈迦如来座像を配し、向かって右下に騎獅文殊、左下に騎象普賢を配する釈迦三尊像である。三尊ともにその図様は、中国絵画をもとに発展していった南北朝時代以来の伝統を継承している。釈迦如来は施無畏・与願印を結ぶ印相に描かれ、どっしりとした安定感のある姿を見せている。衣の文様も美しく仕上げられ、それは三尊すべてに認められる特徴である。童子形の菩薩は、透明感のある姿を採り、はためく衣の処理も注意を引く。本図は落款を伴わず、絵師の名前は詳らかにならないが、文殊の駆る獅子の姿など、狩野派に学んだ形跡が随所に認められる。東照宮に伝来したことを重視するならば、そこに関わる絵師も限定される(例えば、狩野派、鶴沢派、木村了琢、神田宗庭一門など)ことも付記したい。
交通・アクセス
公共交通機関でお越しの方へ
- 常磐線 水戸駅下車 水戸駅北口ターミナルよりバス利用 約25分
- 茨城交通「大串公園(路線No.52)」行き。大串公園バス停下車向い
- 詳細は茨城交通のWebサイトをご確認下さい。
- 常磐線 水戸駅にて臨海大洗鹿島線乗換
- 常澄駅(水戸駅より2駅10分)下車 徒歩25分(2km)
お車でお越しの方へ
- 常磐自動車道・水戸JCより東水戸道路に入り、水戸大洗IC出口より約3分
- カーナビを利用すると山門階段下の正面駐車場に案内されますが、階段が急ですので、大串貝塚ふれあい公園前の門を奥に進み、客殿前駐車場をご利用ください。